汚職対策部、「ブリリアント・シティ」詐欺事件で汚職対策副部長を身内捜査

ミイラ取りがミイラ 腐敗は汚職対策のNo.2へ

汚職対策ユニット(ACU)は7月3日、コンポントム州とシェムリアップ州で数千人の被害者と数百万ドル相当の大規模な詐欺事件に関与した元実業家レン・チャンナ氏の事件に関連して、教育・青年・スポーツ省のショーン・ボラス国務長官兼汚職対策ユニット副部長国防省のサル・タヴィ国務副長官に対する捜査を開始した。

汚職対策本部の内部調査チームの一員である司法・苦情・国際問題局長ケオ・ニースモニー氏は、汚職対策本部が内部調査チームを通じて、元実業家レン・チャンナ氏の事件に関与した汚職対策本部副局長ショーン・ボラス氏とサル・タヴィ中将に対する捜査を開始したと述べた。

ケオ・ニースモニー氏は、シェムリアップ州裁判所も同時に、元実業家レン・チャンナ氏とその仲間32人に対する事件を汚職対策課に送致し、同裁判所は2年近く熱心に捜査に取り組んでいると述べた。

同氏によると、これら32件の事件は合計24,852ページ(部隊は10人の警官に1か月間これらの文書を読むよう指示した)に及び、シェムリアップの法廷に立ったショーン・ボラス氏とサール・タヴィ氏が証人だったという。

汚職対策ユニットによるショーン・ボラスサー・タヴィに対する捜査において、この2人は目撃者ではなく、事件の容疑者として捜査対象であると言明している

レン・チャンナ氏と仲間2人は、ブリリアント・シティ・ワールド株式会社が数千人の投資家を無一文にしたとして、2024年3月13日午後にシェムリアップ州警察に逮捕された。

逮捕は、シェムリアップで数百人が同社の状況について抗議した後に起きた。シェムリアップ市警察副署長のスン・サムナン少佐は、約6,000世帯が同社からより高い月利を得るのと引き換えに、ブリリアント・シティ・ワールドの土地プロジェクトにそれぞれ1,000ドルから20,000ドルを投資したと主張していると述べた。

さらに、被害者らによると、チャナ氏の会社に投資するために銀行から借りた金額は総額約3億ドルに上るという。

掲載写真:汚職対策本部

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