タイから出稼ぎ労働者の大量帰国に備えて緊急時対応計画を準備

フン・マネ首相は、不測の事態によりタイからカンボジア人出稼ぎ労働者が大量に帰国する事態が発生した場合、カンボジア政府はそれに対応する準備が万全であると発表した。

首相は15日、公式ソーシャルメディアページに投稿した声明の中で、「タイ・カンボジア国境沿いのすべての関係省庁、軍隊、地方行政機関が警戒態勢を敷いており、安全な帰国、一時的な宿泊施設、帰国労働者の支援を調整する準備ができている」と述べた。

このメッセージは、政治的緊張と大量送還の脅威の報道を受け、タイに滞在するカンボジア人労働者の安全と法的地位に関する懸念がソーシャルメディアや世論で高まる中で発信された。

タイ当局から正式な送還命令は出されていないものの、フン・マネット氏の声明は、カンボジア政府の積極的かつ準備万端の姿勢を強調するものである。

労働省の推計によれば、100万人以上のカンボジア人がタイで働いており、その多くが農業、建設業、サービス業に従事している。

掲載写真:首相府

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