カンボジア、国民の安全確保のためダウン国際国境ゲートを閉鎖

内務省移民総局(GDI)は、公共の安全と安心を守る必要があるとして、バッタンバン州にあるカンボジアとタイの国境にあるダウン国際国境ゲートを完全閉鎖すると発表した。

「カンボジア政府と内務省の指示に従い、移民総局は国民の安全と安心を確保するため、ダウン国際国境ゲートを2025年6月13日から追って通知があるまで完全に閉鎖することを国内外に通知します」と入国管理総局は13日(金)に発表したプレスリリースで述べた。

バッタンバン州には現在、タイとの国境検問所が5カ所あり、国際国境ゲート2カ所(カムリエン郡のダウンとサムポウ・ルン郡のプノン・デイ)、地域国境ゲート3カ所(サムロット郡の400、カムリエン郡のオアンルーク、プノン・プレウク郡のオロムドゥール)となっている。

ダウンゲートを閉鎖するという決定は、両隣国間の国境緊張が高まる中で行われた

5月28日、タイ軍がプレアヴィヒア州チョアムクサン地区モロコット自治区、テチョ・モロコット村にあるカンボジア軍駐屯地に向けて発砲したと報じられ、事態は激化した。

この地域は長年カンボジア軍の拠点と認識されていた。午前5時30分頃に発生したこの事件では、カンボジア兵1名が悲劇的に死亡した

掲載写真:国営カンボジア通信(AKP)

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