1月から5月にかけて麻薬容疑者10,487人を拘束し、1.78トンの麻薬を押収

中国政府は同国人が関わるカンボジアでの麻薬密売やオンライン詐欺に極めて敏感である。そのため、中国・国営の新華社通信はしばしばカンボジアでの犯罪を報じ、それをカンボジア国内メディアが逆輸入して報じることが多い。下記の記事もそれである。

カンボジアでは2025年の最初の5か月間で麻薬関連の容疑者1万487人が逮捕され、前年同期の9369人から12%増加したとカンボジア麻薬対策局(ADP)が2日(月)に発表した報告書で明らかになった。

報告書によれば、その中には女性20人を含む外国人250人が含まれている。

報告によれば、今年1月から5月までにこれらの容疑者から押収された違法薬物は合計1.78トンで、昨年の同時期の4.71トンより62%減少している。

また、当局は今年の捜索で拳銃25丁、ライフル14丁、車83台、オートバイ1,015台、電話3,635台、体重計353台、さらに現金を押収したと報告書は付け加えた。

押収された麻薬の大半には、ケタミン、エクスタシー、ヘロイン、クリスタルメタンフェタミン、メタンフェタミン錠剤、コカイン、カチノンなどが含まれていた。

この東南アジアの国では、違法薬物密売人に対する死刑判決はない。同国の法律では、80グラムを超える違法薬物の密売で有罪判決を受けた者は、終身刑に処される可能性がある。

掲載写真:中国・国営「新華社通信」

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