国土管理・都市計画・建設省は、公衆衛生リスクを防ぎ、カンボジアの建設部門の継続的な成長を確実にするために、アスベストを国家建設資材政策の枠組み内の重要な安全問題として含めることを提案した。
27日(月)に省庁本部で開催されたアスベスト使用に伴うリスクに関する協議ワークショップで、副首相兼国土管理・都市計画・建設相:サイ・サマル大臣は、アスベストがもたらす課題に対処することが極めて重要であると強調した。
「今は建設業界が新たな方向に向かう時であり、我々にとっては業界の将来を形作る決断を下す時だ」と彼は付け加えた。同氏は、「カンボジアではアスベストが長年使用されてきたが、その物質が公衆衛生に及ぼすリスクを人々が理解していなかったと説明し、アスベストに関する包括的な政策を持つことの重要性」、「カンボジアではアスベストが建築に使用されてきたが、その健康リスクを人々が理解していなかった。そのため、アスベストの使用を管理するための政策を策定することが不可欠だ」を強調した。。
同氏はまた、カンボジアではアスベストに代わる建築資材が利用できる段階に達していると指摘。カンボジアの屋根材、断熱材、耐火製品、その他の重要な建築分野によく見られるアスベストの影響をより深く理解するために、すべての関係者にさらなる議論に参加するよう促した。
同大臣は、このワークショップを、アスベストをどのように規制するかを共同で決定し、国民の健康被害を防ぐためにアスベストを制限すべきか禁止すべきかを検討する場と呼んだ。また、こうした決定はカンボジア国民に対する責任を持って行われなければならないと付け加えた。
ようやくここに来てカンボジアでのアスベスト規制の取り組みが始まった感がある。
掲載写真:国土管理・都市計画・建設省の提供