日本大使館は22日(水)、プノンペンで行われた引渡式で保健省に医療廃棄物焼却炉29台を寄贈した。
廃棄物焼却炉の引渡し式には、チェン・ラ保健大臣、上野篤駐カンボジア日本国大使、讃井一正国際協力機構(JICA)カンボジア事務所長をはじめとするチームメンバーが出席し、式典を主宰した。
この廃棄物焼却炉は、日本国民と日本政府により無償提供された、病院における感染性廃棄物の処理強化による病院廃棄物管理の改善を目的とした「感染性廃棄物管理改善プロジェクト」の一環としてカンボジアに供与されたものである。
焼却炉は日本の最新技術を採用しており、1日あたり最大1,452キログラムの廃棄物を処理できる。焼却炉は、バンテアイ・メアンチェイ州、バッタンバン州、コンポンチュナン州、コンポンチャム州、カンポット州、カンダール州、クラティエ州、プレイベン州、シェムリアップ州、スバイリエン州の病院に配布される予定とのこと。
焼却炉は少量の感染性廃棄物、身体廃棄物、鋭利物廃棄物、医薬品廃棄物に効果的です。
式典中、チェン・ラ保健大臣は、病気の伝染を減らし、公衆衛生の安全を確保し、カンボジアの環境を改善する焼却炉について強調した。
ラ大臣は、日本政府によるカンボジア国民と政府への重要な貢献に大変喜ばしく思っていると表明した。また、この寄贈はカンボジアの保健分野のニーズを満たし、医療インフラを強化し、病院の環境安定性を向上させるために極めて重要であると付け加えた。
同大臣は、日本大使とJICAを通じて、国民皆保険の達成を目指すカンボジアの医療制度の発展への協力強化に対し、日本国民と日本政府に深い感謝の意を表した。
掲載写真:保健省の提供