絶滅危惧種のドールがカンボジア東部平原で発見される

絶滅危惧種のドール(Cuon alpinus)がカンボジア東部の平原地帯を一緒に歩き回っている様子がカメラに捉えられた。

カンボジア世界自然保護基金(WWFカンボジア)は11日(土)に発表し、ドールはIUCNレッドリストで絶滅危惧種に指定されていると付け加えた。

ドールは、歴史的にアジア全域に広い範囲に生息する野生犬の一種で、特にカンボジアのスレポック野生生物保護区プノンプリッチ野生生物保護区で生息が確認されているとWWFカンボジアは語った。

この社会的な動物は群れで生活し、狩りをし、カンボジアでは5~10頭のグループで移動することが多い。ドールはシカや他の中型の有蹄類を捕食することで、個体数のバランスを保ち、より健全な生態系を作り出すのに貢献していると、研究は指摘している。

環境省によると、世界にはわずか2,500頭しか残っていない。この希少動物は、わなによる捕獲、生息地の喪失、そして特に飼い犬による感染症によって脅かされている。

掲載写真:国営カンボジア通信の提供 AKP

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