日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力(KUSANONE)の一環として、環境省に廃棄物収集車10台を寄贈する予定である。
23日(月)、上野篤駐カンボジア日本国大使とエアン・ソファレット環境大臣の間で、「7つの州10の地区・市における日本製廃棄物収集トラックの再利用プロジェクト」と題するプロジェクトの無償資金協力契約が締結された。
この取り組みでは、廃棄物収集サービスを強化するために、7つの州の10の地区/都市にそれぞれ1台の廃棄物収集トラックが配備される予定です。カンボジアは、急速な経済発展と適切な廃棄物処理施設の大幅な不足により、廃棄物管理の課題がますます深刻化している。
このプロジェクトにより、公衆衛生と自然環境が保護され、7つの省の10の地区/市の82万人以上の住民の生活の質が向上することが期待されています。
ソファレット大臣は演説の中で、協定の調印は環境保護に貢献する上での新たな重要な一歩であり、包括的な政策の策定と都市の固形廃棄物のより効果的な管理を確保するための共同の取り組みの両方に重点が置かれ、
「今回調印される10台のゴミ収集車(中古車)の無償供与は、地方行政が7つの州で使用するために非常に重要です。車は小型ですが、ゴミや都市固形廃棄物の運搬に非常に優れており、使いやすいです。今後、日本政府がゴミ収集車、資金、技術支援など、カンボジアへの無償援助をさらに提供し、カンボジアの持続可能な清掃の実施に協力してくれることを期待します」と調印式の直前に同氏は述べている。
一方、上野大使は、「このプロジェクトで提供されたトラックは中古品ではあるものの、大阪市の配慮により、よく整備され、良好な状態を保っている」と述べた。
掲載写真:環境省の提供