米国のロイター電によれば12月11日、「中国がカンボジア投資に慎重になっている」と報じた
カンボジア財務省の第1─第3・四半期の統計によると、近年最大の債権国となっている中国が今年は融資を承認していないことが分かった。前年同期の融資額は約2億1200万ドルだった。
それは、カンボジアではインフラ事業が相次ぎ失敗しており、中国がカンボジア投資に慎重になっている可能性があると伝えている。
カンボジア政府のデータによると、債務残高116億ドルに占める対中債務は3割を上回っている。
ただ、他の債権者からの融資は昨年同期とほぼ同額の10億ドル余りで、中国の融資停止による全体への影響はないという。
中国外務省の報道官は11日、融資に関する質問に答えなかったが、「中国とカンボジアは強固な絆で結ばれた友人だ。われわれは今後もカンボジアとの協力を強化し、カンボジアの発展促進と国民生活の向上を支援していく」と述べているが、公式見解以上のものではない。
カンボジア財務省の報道官はコメント要請に応じていない。
こうしたロイターの報道を裏付けるような報道は、中国もカンボジア国内でも一切報道されていない。
掲載写真:ロイター報道で掲載