ノロドム・シハモニ国王は、オクニャの称号の授与と剥奪の手続きを定めた勅令を発布し、称号の授与と剥奪に関する提案の検討、評価、政府への助言に参加するメンバーのネットワークとしてカンボジア・オクニャ協会を認定した。
この称号に関する7ページの勅令は10月30日公表され、国に功績をあげ、国家の発展と国家建設に参加したカンボジア国民への奨励金としてオクニャの称号を授与するための原則、条件、手続きを定めている。
勅令ではまた、王位の完全性を確保し、王位が乱用された場合に治安、国家安全保障、経済社会の発展に問題が生じるのを避けるため、王位の管理と終了についても概説している。
この勅令は、カンボジアでオクニャの称号を授与されたカンボジア国民に適用されます。
この称号は、カンボジア国民であり、国家のために多大な功績を残した人物に国王の勅令により授与される。
オクニャの名誉称号に関する勅令によれば、シハモニ国王はオクニャスの要請と廃止について政府に検討、評価、助言を行う省庁間委員会を設立している。
委員会は、閣僚評議会事務局の担当大臣が委員長を務め、閣僚評議会事務局の国務長官が常任副委員長、国務長官が内務省副大臣、経済財政省、法務省、文化芸術省、宗教省から4名、カンボジア・オクニャ協会から2名が委員として参加する。
さらに、王令はオクニャの称号をロク・ネアク・オクニャ、ネアク・オクニャ、オクニャの3段階に分けている。
これらの称号は、社会人道活動のために資金、私有財産、機器などの形で資源を寄付したり、道路、橋、学校、病院、灌漑システム、仏塔、公共施設などの物理的なインフラを建設するなど、国家に功績を残し名誉を与えた個人に授与されます。
こうしたオクニャの称号の授与と剥奪の基準の勅令だが、ここ毎年、オクニャ称号を持つ富裕な実業家による投資詐欺や横暴な事件が起きていることが背景にある。つまり多額の献金、寄付でオクニャ称号が得られるのではという疑念に応えるための対応と思われる。