昨日の発表から31人急増 累計78人
「2月20日市中感染事件」3日間で累計感染者数78人に急増した。20日に累計32人、21日は累計47人、22日朝の段階で累計78人となっている。昨日、31人の新規感染者が確認されたことになる。
なぜか23日の報道 市中感染での国籍別感染者数は不明
また、昨日まで国籍別感染者数が解っていたが、今日は国籍別感染者は不明である。これは保健省の発表をそのまま情報源とする地元メディアの報道としては、保健省の発表自体に国籍別が省かれていたのだろう。さらに新規感染者の確認は増えるであろう、と伝えていることもまた、保健省の意図を示すものと見たほうが良い。
感染スポット13か所から23か所に急増
さらに保健省による発表による同市中感染事件関連の感染スポットは昨晩の13から23か所に増えた。この中には、昨晩10時過ぎになって地元メディアが報じた学校に子弟をさせた保護者の確認されたSISが含まれている。感染及び感染の関連場所は、下記の通りである。
1.N8クラブ
2.カーサバイメリディアン
3. ルゴングアンホテル
4.シティコンフォート
5.ブリッジ
6.ポストサービスアパートメント
7.メコンストリート
8.ペントハウスアパートメント 9.スカイラインデュメックス
10.ソメットコンドミニアム
11.レジデンスL 'オリンピック12.プリンスプラザセンター
13.ケアマンション
14.168クラブ(旧ノーコールサムリス)
15.フンセンブンラニープノンペンスメイ高校 16.セレステ スカイバー
17.ダイアモンドツイン
18.ジンズンKTV 19ココクラブアンドホテル
20.ジュハオ
21.ワールドショップ
22.ラブ 23.SISスクール
となっている。
中国人の夜遊びマップが作れる
上記では学校は2校、また夜の娯楽施設としでは名前から窺えるのは朱色の5か所、残念ながら筆者は寡聞にしてすぐに感染スポットの場所を特定できない。昨日(21日)の本サイトのニュース【プノンペンの12月20日市中感染事件 検疫脱走者に関連する】では「実に47人中、44人が中国人となる。これは中国人コミュニティー感染ともいえる事件である。」と触れているが、昨日から31人増えた新規感染者にも多く中語人が含まれていると推測できる。また、上記の公立高校や私立学校の名から娯楽施設で遊んだカンボジア人の感染も推測される。
上記の感染スポットをGoogle Mapに場所を特定して印を付ければ、プノンペンにおける「中国人コミュニティーと夜遊びマップ」が自ずとできるというものである。
スーパースプレッデターの出現 1人が24人に感染させる
また、昨日の地元メディアの報道によれば、中国に帰国しようとした中国人女性が出国検疫で新型コロナ感染者と確認され、今回の「2月20日市中感染事件」解明のきっかけになったが、調べてみるとこの女性はスーパースプレッダー(1人が多くの人々の感染源になる)と見なされ、24人の感染者の感染源であった、と驚くような報道がなされた。(Khmer Times 2021.02.21付記事)
*掲載画像:ピッチ島(ダイアモンド島)に通じる道は20日より封鎖 画像:Khmer Timesより