衛星データによりヘリコプターの墜落現場付近の可能性が特定される

衛星画像により、カルダモン山地帯のポーサット州ヴィールベン地区オソムとトモルダの両自治区にあるプノンクモック、プノンクノンプレア、プノンヤクヤイの間にヘリコプター墜落現場の可能性がある場所が特定されたという。この発見報告により、専門の捜索隊は作戦計画の見直しを迫られている。

カンボジア王国軍副司令官兼統合参謀総長:イト・サラス将軍は、行方不明のヘリコプターとパイロット2名の捜索は困難を極めていると報告した。捜索活動は系統的かつ技術的に行われ、連絡が途絶える前に航空機の装備から衛星信号分析が行われた。衛星データにより、墜落現場の可能性がある3つの主要な山岳地帯が浮かび上がったとのこと。

同対象地域には、標高1,717メートルの「幽霊山」としても知られるプノン・クモック山、標高1,500メートルを超えるプノン・クノン・プレア山、標高1,240メートルのプノン・ヤク・ヤイ山などがある。これらの山々は、ポーサット州ヴィールベン郡のオソム村とトモル・ダ村の間に位置する。いずれの場所も人跡未踏の森のある険しい山岳地帯である。

捜査では、事故当日の気象状況が考慮され、激しい雨雲が視界と飛行制御に影響を与える可能性があるとの報告があった。ヘリコプターの飛行経路を観察したオソム住民の目撃証言により、さらなる知見が得られた。

こうした努力にもかかわらず、捜索活動は大きな困難に直面している。歩兵部隊が捜索活動を強化するために指定された 3 つの山の近くに配備された。捜索チームは、行方不明のヘリコプターを見つけるという任務において、困難な地形やその他の障害を乗り越え続けている、捜索活動の困難さを伝えている。

掲載写真:軍の捜索活動 国防省の提供

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