内務省 新たな道路交通規制法を起草

内務大臣と国家道路安全委員会(NCRC)委員長を兼務するサル・ソカ副首相は16日(火)、道路交通規制に関する新たな法案の検討と可決を目的とした重要な会議を主宰した。

この法的取り組みは、カンボジアの交通規制を発展の現実に合わせ、道路交通事故の削減に大きく貢献することを目指している。また、2030年までに交通事故による死亡者と負傷者を50%削減することを目標とする国連の世界道路安全計画への参加も目指している。

新しい法案には大幅な改正が含まれており、92条のうち52条が更新されている。公共事業運輸省は40条を提案し、内務省は5条を提案し、内務省と法務省はそれぞれ7条を提案した。

ソカ副首相は、国家道路安全委員会(NCRC)が閣僚理事会事務局の技術作業部会と緊密に連携することの重要性を強調した。また同氏は、法案が閣僚理事会の総会に速やかに提出され、可決されるよう求めた。

今回の立法措置は、道路交通統計の憂慮すべき状況を受けて行われた。

今年上半期、カンボジアでは1,520件の交通事故が発生し、793人が死亡した。これは前期に比べて37人(5%)の増加である。さらに、負傷者は2,072人で、負傷者数は44人(2%)増加した。特に、バイク運転者が全死亡者の75%を占めている。

新しい道路交通法は、より厳しい規制を実施し、より安全な運転慣行を推進することでこれらの問題に対処し、すべての道路利用者を保護し、カンボジアの全体的な道路の安全性を向上させることを目的としている。

掲載写真:内務省の提供 Khmer Times掲載

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