アフリカから麻薬約10kg押収、ナイジェリアの運び屋を逮捕

カンボジア警察は麻薬約10キロを密売した疑いでナイジェリア人の運び屋の男を逮捕したと国家警察が4日(木)に発表した。

容疑者はマドゥ・ダニエル・ソプル容疑者(29歳)で、月曜日深夜、スバイリエン州で違法薬物を密輸中に逮捕された。

国家警察は「捜査中に容疑者の所持品からヘロインと結晶メタンフェタミン計9.82キロが押収された」、「容疑者は起訴のためスバイリエン州裁判所に送られた」と同警察のウェブサイトで発表した。

この東南アジアの国では麻薬密売に対して死刑判決はない。同国の法律では、80グラムを超える違法薬物の密売で有罪となった者は終身刑に処される可能性がある。

麻薬対策局によると、同王国は2024年1月から6月にかけて、13か国の300人以上の外国人を含む麻薬関連の容疑者11,780人を拘束し、合計5.01トンの違法薬物を押収したという。

なお、麻薬運び屋の逮捕の際に約10㌔の押収された薬物のほとんどはヘロイン、エクスタシー、ケタミン、結晶メタンフェタミン、メタンフェタミン錠剤、コカインだったのことである。

上記の報道は、中国の国営:新華社が掲載した記事をKhmer Timesが転載したもです。

中国の国営:新華社は、しばしばカンボジアでの薬物犯罪やオンライン詐欺犯罪の記事をカンボジア国内メディアが報道する前に先んじて報じている。これは、中国が海外での中国人犯罪組織による被害者が中国国内の多く存在するため、新華社電を通じて中国政府が懸念を抱き、注視していることを示している。ミャンマーに関しても薬物・詐欺犯罪の拠点が中国と国境を接するミャンマー北部にあり、同国の軍事政権にも取り締りを強く要請するとともに反政府勢力とも接触して同様の要請を繰り返しているという。

掲載写真:新華社 Khmer Timesが転載

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