カンボジア国立銀行総裁のチア・セレイ氏は1月29日、「カンボジア国立銀行は詐欺や損失の危険にさらされやすい国民のリスクを防ぐため、銀行や金融機関が仮想通貨に関連した取引を行うことを許可していない」と述べた。
この声明は、カンボジア国立銀行の2023年年次総会及び2024年業務オリエンテーションの閉会式で行われた。
同総裁は、
「暗号資産は明確な出所がなくリスクの高いデジタル資産であり、カンボジア国立銀行は銀行や金融機関が公的リスクをヘッジするために暗号関連の取引を行うことを許可していない」、「(暗号資産の使用は)詐欺やその他の損失に対して脆弱になる可能性があります。 」
また、「ブロックチェーンは、銀行間決済や金融決済を容易にする決済システムとなったBakongなど、より効率的で安全かつ低コストの決済システムを開発するために使用できる最先端のテクノロジーです」
と述べ、
「電子決済システムの革新に伴い、デジタル金融サービスの円滑な運用を確保し、信頼を強化するために、より効率的かつタイムリーにセキュリティ、テクノロジー、運用リスク管理の強化にも一層の注意を払う必要がある」と付け加えている。
国立銀行総裁の発言に対し金融専門家によると、「ビットコイン、イーサリアム、ドージコインなどの仮想通貨の取引は、規制されていないギャンブルに匹敵する可能性があります。」と注意を促している。
掲載写真:イメージ Khmer Times