10月11日(水)、タイ国境検問所手前にあるバンテイミエンチェイ州ポイペト市の「ゴールデン・カジノ」で中国人マネージャーが刺殺された。
警察は、被害者は中国人(30歳以上の男性、居住は同カジノ)だったと確認した。
当局によると、被害者はカジノ内で死体として発見した。法医学チームの検査によると、被害者が8ヶ所の刺し傷を受けていたと断定した。
目撃者によると、加害者は犯行現場から逃走したという。当局は犯人の動機を解明するため、目撃者であるカンボジア人運転手から事情聴取を行った。
目撃者によると、カジノの支配人は加害者が勤務することを期待して、加害者が自室で眠っていることに気づいた。カジノのマネージャーは加害従業員に、起きて仕事に行くように言ったところ、騒ぎが起きた。カンボジア人の運転手が近くにいて、犯行を目撃しようと駆けつけた。マネージャーは加害者のシャツを2、3回引っ張り、起きて仕事をさせようとしたというが、眠そうな従業員は怒って、突然ポケットの中に入れていたナイフを取り出し、カジノマネージャーの胸を数回刺した。
カンボジア人運転手は加害者に抵抗としたが手遅れで、被害者はその場で死亡した。一方、犯人は部屋から逃走し、カジノから逃走した。
当局は、刑事らが犯行現場を調べた後、被害者の遺体が車でプノンペンの中国大使館に搬送されたことを確認した。
警察は現在、逃走した加害者について、捜索中である。
掲載写真:Khmer Times