タイの新首相スレッタ・タビシン氏は今月下旬、外交関係を強化するために就任後初の外遊先をカンボジアにした。この初めてカンボジアを公式訪問で同じく新首相であるフン・マネ氏と会談する予定である。
このニュースは9月17日(日)、外務国際協力省(MFAIC)によって確認された。
スレッタ首相の訪問は、バンコクで行われたタイ外務省次官サラン・ジャロン・ソヴァン氏とカンボジア外務・国際協力省ソーン・ラチャヴィ国務次官との会談で決まり、ラチャビィ氏は9月14日から15日までバンコクへの実務訪問で代表団を率いてタイを訪問していた。
同会談中、双方は政治、安全保障、経済、貿易、投資、教育、観光、地雷除去作業、技術協力の分野におけるカンボジアとタイの二国間関係と協力について話し合ったという。
カンボジア政府報道官:ペン・ボナ氏は9月18日、両国に新しい首相が誕生したため、スレッタ氏の公式訪問は両国の関係強化が目的だと述べた。
新首相にようやく就任したタイのスレッダ氏、軍部との妥協によって第1党を抜いて就任した訳で、それだけタイ政局が今後も不透明であり、先ずは近場のカンボジアを公式訪問することでタイの政局に備えてのことであろう。
掲載写真:バンコク郵政省の提供