52年の薬物刑で服役していた中国人犯罪者の強奪を目的にシェムリアップの歯科医院への仮面武装団の襲撃に関与し、逮捕された犯罪者7人の画像が公開された。
国家警察は逮捕した7人を「雇われ犯罪者」と断定し、全員が中国人囚人強奪計画を立てた米国籍の者たちであることを確認した。
*下の記事をご参照ください。
彼らはカンボジアに来る前に既に米国で犯罪を犯していたという。男性のパスポートをスキャンしたところ、彼の名前はカリフォルニア州出身のイン・チャンティ、34歳であることが判明した(下の画像)。
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国家警察副長官マク・チト氏は8月19日の記者会見で、これまでに男性6人、女性1人の計7人の犯罪者が逮捕されたことを確認し、その中には6人のカンボジア系アメリカ人(米国パスポート所持)と中国系アメリカ人(米国パスポート所持)が含まれていると発表した。
同副長官は、「この武装強奪事件はよく組織された犯罪で、犯罪者グループは約2週間前にカンボジアに到着する前に、過去2か月間米国で犯罪活動を計画していた」と説明を付け加えている。そして同副長官は、彼らを「雇われた犯罪者」と断定した。
事件の首謀者:中国人囚人は国外逃亡中
国家警察総局長ネス・サボウン氏は18日、警察は8月17日に事件に関与した犯罪者6人を逮捕したと述べていた。しかし総委員長は、この作戦の首謀者はまだ逮捕されておらず、国家警察総委員会の専門部隊が犯人の捜索を続けていると述べている。
*19日の朝には逮捕者7人と発表している(写真公開)。
同副長官マク・チト氏は、「カンボジア当局は既に首謀者が逃亡した国の位置を把握しており、首謀者を逮捕し連れ戻すために近隣諸国と緊密に協力している」と強調している。
同副長官は、「最も厳しい法的有罪判決は免除できないこと、国境警察もさらなる捜査に協力している」ことを強調した。
*上記の副長官のいう「首謀者」とは、「刑期52年の薬物刑で服役していた中国人犯罪者」のことであるようだ。今回の仮面武装団による中国人囚人強奪事件では、囚人(脱獄事件)の逮捕は報じられていない。また、囚人がシェムリアップ市の歯科診療所へ行くことも犯罪計画に入っており、さらにその時間帯や場所が雇われ武装犯罪者たちに事前に漏れていたことは明かで、刑務官が買収されていた可能性もある。
国家警察副長官マク・チト氏は、「国家警察と刑務所の看守は、今後このような犯罪の目的地に被拘禁者を送る場合には、より注意を払うだろう」と付け加えざるを得なかった。
仮面武装集団5人組は17日(木)朝、歯の治療を受けていた中国人囚人を強奪・解放するため、シェムリアップ市内の歯科診療所を襲撃した。逃亡1時間後に犯人たちが放棄した車が発見され、犯人逮捕につながったが、首謀者(肝心の中国人囚人)は既に国外に逃亡していることを国家警察は確認している。
掲載写真:Khmer Times