この記事は、4月19日の下記の記事の続報です。
プノンペンで同胞を誘拐・拷問し、1,000万ドルを強奪する計画で告訴された容疑者の中国人男性6人のうちの1人がプノンペン都裁判所によって釈放された。だが、この釈放は強制送還を伴うものであった。
プノンペン都裁判所の判事テアム・チャンピセス氏は、プノンペン都ダンコール地区チャン・イーン区、道路L04、39番地に住む中国人:バイ・フジュンを釈放したという。予審判事は終結命令を出し、被告に対する告訴を却下し、刑務所からの釈放を命じた。しかし、判決に明示してある通り、手続きによって釈放された男性には国外追放を命じている。誤認逮捕ではないうようである。
この釈放は、4月12日午前2時30分頃、プノンペン都内のプランピ・マカラ地区ヴィール・ヴォング区にあるアパートの駐車場で車から降りようとしていた中国人実業家を6人の中国人グループが誘拐した事件に関するものである。
容疑者6人は被害者を郊外のダンコール地区の賃貸アパートに連れて行った。
「不法に監禁した後、被害者の携帯電話を使ってプノンペンに住む妻に連絡し、身代金1,000万ドルを要求した」と当時刑事警察官のサオ・サロウン氏は述べている。
「容疑者らは、要求が満たされない場合、または被害者の家族が警察に通報した場合には殺害すると脅迫した」と付け加えている。
被害者の家族は警察に通報し、実業家の救出に協力した。
容疑者らは4月13日にプノンペン都内のダンコール地区とミンチェイ地区の異なる場所でそれぞれ逮捕された。
警察はまた容疑者たちの逮捕の際に、中国人5人から車2台、拳銃2丁、AK-47ライフル1丁、手榴弾1丁、その他の物品を押収している。
なお、残りの被告5人の判決の報道は出ていない。
掲載写真:Khmer Times