6月11日記事にした「ロンファット野生生物保護区でのオオヅル個体数の増加」に続く今回の朗報です。
*下の記事を参照してください。
ロンファット野生生物保護チームは同保護区内のモンドルキリ州区域で4頭の野生アジアゾウの生息を確認した。この発表は、当局者らによると、過去10年間一度も目撃されていなかった野生象の生息確認という朗報である。
「バードライフ・インターナショナル・カンボジア」によると、モンドルキリ州オロヴィークに拠点を置くレンジャーが、ルンファット野生動物保護区の常緑樹林での毎月の定期巡回中に、アジアゾウの小さな群れの足跡と糞を記録したという。また、同報告書によると、5月28日にアジアゾウの群れを目撃したというタウン・カウンバ村民から報告を受けたという。
同保護団体:バードライフによれば、「保護チームはこれらのゾウが周囲の常緑樹林内を移動していると推測しており、ゾウの動きをよりよく理解するために必要な監視を実施する予定である」と述べた。
なお環境省によると、カンボジアでは現在、カルダモン山脈、プレイラング、モンドルキリ州とラタナキリ州の東部平原に400頭から600頭の野生のアジアゾウが生息している。ロンファット野生生物保護区の近隣区域にも、70頭のゾウの小集団が生息しているとも考えられている。
掲載写真:ゾウの足跡と糞の発見 画像:「バードライフ・インターナショナル・カンボジア」