タイ・サムットプラーカーン県当局は最近、地元市場近くの森の仮設避難所で暮らす僧侶の衣装を着たカンボジア人3人を逮捕した。
当局は5月21日、入国管理警察署長のファクプンピパット・サジャパン中佐と第3分団長のワリシリ・レラシリ中佐に指示し、強制捜査が行われた。これは、不審な行動の国境犯罪行為で外国人や国境警備に関与した外国人を捜査することを目的としていた。
捜査中、当局はサムットプラーカーン県バン・タイマイ町シワ・ナコーン市場裏手の森林地帯で、仏教僧の服装に似た衣服を着たカンボジア人男性3人が木片や布切れを使って一時避難所を建設しているのを発見した。
男たちは警官に有効な渡航書類を提示できなかったため、タイ王国に不法滞在した容疑で逮捕された。
ポール・チナウット・タンウォングラート中佐によると、サムットプラーカーン地区の地元住民に対し、不審な人物、特に国籍不明、僧侶のような服装をしている、異常な行動を示し、またはタイ語で意思疎通ができない人物を見つけたら、常に警戒を怠らず通報するよう呼び掛けた。
同呼びかけは、地域に将来発生する可能性のある犯罪の問題を防ぐことができる。
拘束されたカンボジア人は法的手続きで、母国に強制送還されるという。
なお、バンコクの歩道橋などで、座り込んで物乞いする人たちに出くわすが、その多くはタイ人ではなくカンボジア人が多いのは、地元の人に良く知られている。要は乞食の出稼ぎ労働である。不審なカンボジア人僧侶姿も偽僧侶で、物乞いであろうと思われる。
掲載写真:タイメディア・カオソドより