タイ・バンコクのコンドミニアムでウクライナ人のガールフレンドを殺害した疑いがあり、カンボジアへ逃亡する予定だったポーランド人男性を、5月14日(月)、カンボジア国境に近いアランヤプラテート地区のロンクルア市場でタイの民兵組織によって逮捕・拘留された。
20年以上前から「カンボジアは世界の犯罪者の逃げ込み場所」と言われていたが、未だにこの言葉は外国人犯罪者や反社会的分子にとって魅力的な場であるようだ。
第1302レンジャー部隊・司令官:タボン・ブンペンポル伍長は地元メディアに対し、部隊がキャンプから飛び出した2匹のペットの犬を探している時、その犬の一匹が、石のテーブルに座っている白人の近くを歩いているのを発見した。同伍長は、部下が「その外国人が入国管理当局が発行した写真に写っている人物に似ている」と気づいたという。その後、レンジャー部隊はその外国人を尋問のためにキャンプまで連行したが、彼は話すことを拒否した。荷物を調べたところ、殺害されたウクライナ人女性のパスポートが見つかった。そこで直ちに逮捕・拘留された容疑者はワット・プラヤー・クライ警察によって護送され、その後バンコクに送致したという。
去る5月15日(月)、ウクライナ人女性がバーンコーレム地区のコンドミニアムで死亡しているのを発見された。ポーランド人男性が電話をかけた際に非常に不審な行動をしているのを気づいた建物の前にいるタクシー運転手からの通報を受け、コンドミニアムの管理人と警備員が女性が死亡しているのを発見した。。
警察によると、被害者の体にはナイフによる傷があり、手首の片方が切断されていた。室内からはのこぎりも見つかった。被害者は遺体が発見される約24時間前に死亡したとみられる。
掲載写真:タイメディア PBSワールド掲載をKhmer Timesが転載