強制労働と「虚偽通報」した中国人、その結果は国外追放処分に

人身売買対策国家委員会は、中国人容疑者を調査の結果、国外追放すると発表した。3月23日、警察は、中国人男性、WANG ZHONGQING(男性、1983年2月2日生まれ)から通報を受け取り、捜査を開始した。

この男は、カンダル州の或る場所で拘束され、不法労働を強制されたと通報していた。通報を受けたカンダル州警察が現場を捜索したところ、カンダル州トム島郡サンポフ・ポウン自治区プレック・ソエン村の会社に勤める中国人男性を発見した。

その後、事情を聞いたところ、就職して同社の料理人として働くため、2023年3月13日にプノンペン国際空港を経由してカンボジアに来たという。だが、調査後、この事件は拘束や強制労働ではなく、男は「単に中国へ帰りたいだけである」ことが、判明した。

現在、当局はこの身勝手な虚偽通報をした容疑者:WANG ZHONG QING氏を入国管理総局立ち退き準備センターに送り、手続きをしたという。その結果、カンボジア側は強制退去処分を下したのである。帰国費用がないため強制送還を望んだのかどうかは不明である。

いずれにせよこの種の中国人の扱い・保護は中国大使館領事部の仕事である。それとも中国大使館は自国民を助けてくれないと、カンボジア警察の利用を思いついたのか、カンボジアにとっては、いい迷惑な男である。

掲載写真:Khmer Times

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