中国人観光客は、カンボジア全土のすべての観光サービスで中国通貨が可能に

観光大臣は、カンボジアは、より多くの中国人観光客を引き付けるために、すべての観光サービスで、カンボジアのリエルまたは米ドルの代わりに中国人民元の使用を許可すると述べている。

2023 年 2 月 7 日の朝、プノンペン国際空港でカンボジアへの中国人観光客のフライトの受付中に報道陣に演説したトン コン観光大臣は、カンボジアは多くの措置を講じて中国人を迎える準備ができていると述べた。中国政府が国民の海外旅行を再び許可した後、2023年に中国人観光客を歓迎するという期待の表明で、中でも中国人観光客を惹きつけるため、中国貨幣の使用を許可したということである。

同大臣は、すべてのホテルとレストラン、およびすべての観光サービスが中国人民元での支払いを受け入れることができると述べている。

観光省はまた、カンボジア観光のための「チャイナレディ」を通じて中国人観光客を受け入れる準備ができており、カンボジアへの中国人観光客の入国を歓迎しています。

2023 年は、カンボジアと中国の外交関係樹立 65 周年を迎える特別な年であり、観光省は SEA Games や中国人観光客を歓迎する小旅行など、多くの主要なイベントを開催する予定である。

2022 年、カンボジアは 230 万人近くの国際観光客を受け入れ、そのうち 10 万人以上が中国人でした。

カンボジアは 2023 年に 430 万人以上の国際観光客を受け入れると予測されており、そのうち約 200 万人が中国人観光客になると期待している。日本でも旅行業界が中国人頼みとなっているが、日本国民そのものは冷ややかである。

また、今回の中国貨幣の使用許可は象徴的な観光政策ではあるが、観光の中心シェムリアップなどでは、以前からドル、バーツが使え、所詮リエルは補助貨幣に地位にある。これに中国貨幣が加わるが、事実上は大した変化はない。今回の中国人観光客だが、中国政府はツアー客の海外渡航を先ず許可したしただけで、それも20カ国ほど、いずれも一路一体路線を受け入れている国である。中国人のツアー客となると中級ホテル以下か、中国資本のホテル、街で買い物しても売り手には得た中国元を市場で両替する手間がかかる程度であり、東京の浅草あたりでも中国旅行社と組んだ専門の中国人土産物屋がある。かってのハワイの日本人観光客相手専用店と変わりがない。

観光省大臣の希望的観測や大袈裟な官庁宣伝の一つで現状が大きく変わることはない。それだけ、カンボジアにとっては、必死なのだが、他国プラスワンというカンボジアの観光位置に変化はない。

掲載写真:Khmer Times

おすすめの記事