いかにもカンボジア タイの電波略取の犯罪ビジネスを取り締まる 

いかにもカンボジアという犯罪ビジネスである。

高機能アンテナを使ってタイからインターネット サービスを違法に盗み、カンボジアで販売しようとした犯罪集団が逮捕された。

11月29日朝、地方警察は郵政省と協力して、アンテナ分配設備の不法設置を取り締まった。

警察は、郵便通信省、カンボジアの電気通信規制当局のワーキング グループ、Banteay Meanchey 州の Office and Telecommunication Authorityの協力を得て 、ポイペト市 O'Chrov 自治区 Kbal Spean 1 Village の借家を捜索しテクノロジー犯罪を摘発した。

カンボジアはコソ泥から引ったくり強奪、またはこの種の電波詐欺(特にWifi電波の略取はバイク宅配などでは一般的)については、日本人が考えているような罪の意識などはない、と思ったほうがよい。つまり他人の財産略取はラッキー、ハッピーなのである。屋外の落し物は5分で消え、店内など、貴重品を忘れたなら、従業員は「知らない」で終わる。盗難の被害に遭った時はこの世ならぬ悲嘆を演じる同じものが、落とし物や忘れ物があれば、ニッカと笑い自分のものにするのが一般的である。だからカンボジア人は身近な家族以外の誰も信用しない。また初等教育の普及が不十分な田舎や都市部の30歳代以降は、学校体験が短いから家族以外の友達がいない。彼らが友達というのは、単に「知っている人(知人)」に過ぎない。田舎からでてきた寄宿舎、集団寝起きの家屋では、互いに盗難が絶えないというのが一般的である。この国に1年在住して自らか近隣で盗難に遭わないのは稀有なことである。

さてタイからの電波略取の取り締まりは、郵政省の事務局長であるンガン・ダニー氏、カンボジアの電気通信規制当局の作業部会、および関連当局によって主導されました。

警察は、加害者がタイから電話やインターネットサービスをダウンロードして使用し、カンボジアとタイの国境で違法に販売していたという。カンボジアを知るものなら驚かない犯罪である。

掲載写真:Khmer Times

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