フン・セン首相は、両国の境界画定作業が 84% 完了し、残りの 16% の作業が進んでいることに満足の意を表した。
首相は30日、平和宮(閣僚評議会ビル)でベトナム共産党中央委員会書記兼VFF 中央委員会・委員長:ヴァン・チェン Do Van Chien 氏との会談でこの発言をしたという。
フン・セン首相は代表団の訪問を歓迎し、「これは両国の外交関係樹立55周年の祝典に貢献する貴重な機会であり、この訪問が両国、両党、両国の戦線の間の良好な関係をさらに強化することを望んでいる」と述べた。またヴァン・チェン氏も「カンボジアを訪問できることを喜び、フン・セン首相と同じ気持ちであり、両国間の関係の安定、特に両国間の境界画定努力の84%の達成に満足」を表明した。同氏は、「残りの 16% の作業を完了するためにも作業を継続しなければならない」ことに同意しました。
息の長い平和裏に進められた国境画定交渉 現政権の功績の一つ
ベトナムとカンボジアの国境画定作業は、ここ20年間勧められれているもので、フンセン政権の功績とも言えるものである。野党系や在外のカンボジア系政治団体がベトナムとの交渉を一方的なカンボジア側の譲歩といったフンセン政権への批判、罵りを繰り返していたが、いずれの国でも国境問題の解決は困難を極めているもので、その点、両国の国境画定作業が息長く平和裏に進められていたことは、評価されるべきものである。
掲載画像:Khmer Times