カンポット州当局は、今年の最初の3か月で21件の漁業犯罪を取り締まり、ほとんどの犯罪はイスラム教徒のクメール人(チャム族、クメールイスラム)によって行われたと主張している。なお、以前は問題となっていたベトナム漁師のカンボジアでの違法漁業は、ほとんどないという。
*チャム族:カンボジアでの国内漁業の多くはチャム族が伝統的に従事しており、彼らの集落はイスラム教の寺院があることから、クメール族の集落と区別できる。
カンポット州水産局長:SarSorinは20日、地元の漁師が違法な漁具を使用しないように繰り返し警告していたと地元メディアに語った。その結果、カンポット州沖では、違法な設備の発生が減少し、マングローブの木の保全と再植林の活動が活発化されているという。
同氏によると、当局は州内の9つの漁業集落を定期的にパトロールし、違法な漁具の使用を摘発しているという。
同州水産局が扱った21の漁業犯罪では、ツイントロール網とボート破壊が7件、罰金刑5件、無許可の漁業輸送4件、電気回路漁業(感電漁法)1件を摘発した。
同氏は、ここ数ヶ月、ベトナム人の違法漁業は発生しておらず、カンポット州の海は浅く、カンポット州沖では、漁船は釣りをすることはできないという。