観光省の高官によると、カンポットの町の西約6kmにあるトゥクチョウ地区の4ヘクタールの埠頭であるカンポット国際観光港の建設は予定よりおくれているが、現在は9割の完成に達したという。
観光開発省:副局長Sok Sokun氏によれば、同国際港のプロジェクトはCovid-19の蔓延の天候の問題に左右され、当初予定されていた11月中旬の完了日から今年4か月後の3月31日まで5カ月遅れで完了する予定であると述べた。
また同観光副局長は、岸壁の開発はアジア開発銀行(ADB)が資金を提供していると述べ、完成予定日から3か月後の6月30日の期限に合意したと述べている。2018年8月8日に着工し、公共事業運輸省のプロジェクト管理ユニットによって実施されたこの埠頭は、大メコン圏(GMS)の持続可能な成長のためのADBが資金提供する観光インフラ開発プロジェクトの一部である。
特に観光埠頭の完了では「カンボジアの南海岸のカンポットと世界を結ぶ重要な国際観光港になる」と同副局長強調している。
同港の完成は国際観光を促進することが期待されているが、全てはカンボジアがコロナ禍をどう制御できるかにかかっている。一時的に国内観光が復活しても、それはコロナ前の観光業界全体からみれば、依然低迷している。
掲載写真:カンポット国際観光港の完成構想図 画像:Phnom Penh Postより