プノンペンの警察官は、首都が観光業を再開したため、観光客の安全を確保するために人気のある観光地に駐留するように命じられた。これは、11月1日にフンセン首相の「国家を完全に開放する」という内容の演説に具体的に応えた動きである。
観光再開に備えるが、抜本的な観光客誘致の対策がない
2日、プノンペン警察本部で開催された会議は、プノンペン副警察署長のLy BunEng准将は、観光警察官は、ワットプノン、チュンエク、その他の場所、特に王宮前の川沿いなどの人気のある観光地で安全を確保し、治安を維持する必要があると述べた。これらの場所は以前から観光客の人気場所であるが、その一方、ひったくりや置き引き、かっぱらいの横行する場所としても知られている。プノンペン観光の大きな問題は、首都であるながら市街地の歩道が散策できない、街自体がゴミの散乱で汚い、道路のメンテナンスが悪い等、他の首都では見られないような悪い点が目立ち、わざわざプノンペンを目指して国際観光客が集まらないところにある。見た目の場所や治安の改善も大事だが、抜本的な観光として魅力ある都市造りが必要である。
警察は観光地をパトロールし、防止活動をするという。
掲載写真:ワットプノンの観光警察 画像:Khmer Times