7ヵ月約1,200万人観光客を受入れとあるが、海外観光客は前年比で減少

全体の数字は躍るが、海外からの観光客数、前年比6月で54.3%減少、7月19.68%減少

情報省(MoI)のプレスリリースによると、カンボジアは7月に約110万人の観光客を受け入れたという。

これは今年の最初の7か月間で合計1200万人以上の観光客を記録したことになるが、問題はこの数値である。カンボジアに貢献する経済効果をもたらす海外からの観光客数がどうなっているかにある。

トンコン観光大臣は6日(日)、「カンボジアは7月に国内観光客99万5,139人、海外観光客19万98人を登録し、2023年の7カ月間で観光客総数は1,218万人に達し、カンボジアは2023年の年の終わりまでに最大1,600万人の観光客を受け入れると予想している」と述べた。

ただ、この7か月間の観光客の数値:1200万人だが、国内の行楽客を含んでいるとすれば、カンボジアの海外からの観光客は、その全体数値1/5以下ほどということになるだろう。

観光統計報告書によると、7月の外国人観光客のデータは、2022年の同月比23万6,697人から19.68パーセント減少したことを示した。また同報告書のデータによると、観光客数は6月に約22万5,991人減少し、前年比54.3パーセント減少したこと」が明らかになった。

減少幅は減ったが、依然としてカンボジアの観光業界は苦境の最中にあることが浮き彫りになっている

海外からの観光客、頼みは新シェムリアップ空港の運行開始と中国人頼み

観光省・トップ・ソピーク報道官は、「この時期は観光業界の閑散期として知られていたため、今月の海外観光客の減少は同省の管理下にある」と語っ。ただし、9月以降は年末にかけて観光客の流れが戻るだろう。」と期待を示している

今年の終りの 3 か月には、プチュム ボン(お盆)、ウォーター フェスティバル(水祭り)、クリスマス、新年などの多くのイベントがあり、国内外から多くの観光客が訪れることが期待されるとも言う。

同報道官は、「政府はインフラ、モバイルネットワーク、ホスピタリティサービスを含む観光部門の改善と、観光客の国内旅行の促進を目的としたデジタル決済プロセスの導入に緊密に取り組んでいる。」さらに「10月中旬にはシェムリアップ・アンコール(新)国際空港の直行便開設により、特に中国からの多くの海外観光客の玄関口が開かれることになる。」と付け加えた。

掲載写真:イメージ

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