
4月20日日曜日、フィリピン当局は、少なくとも10人以上のフィリピン人がカンボジアからフィリピンに到着し、外務省(DFA)はインターネット上に掲載された「偽の求人」に対してさらに警告を発した。
フィリピン人労働者はウドン・ミエンチェイ州で、プノンペン駐在のフィリピン大使館とカンボジアの法執行当局が協調して送還に取り組んだ結果、カンボジアから送還された。
彼らは4月16日に送還された他のフィリピン人26人に合流した。フィリピン外務省によると、労働者らはカンボジアの首都から9時間離れた州にある企業からの釈放を求めて「カンボジア政府に公式に申し入れた」という。
移民労働者局、海外労働者福祉局、人身売買対策機関間協議会の代表者が、ニノイ・アキノ国際空港で帰国したフィリピン人を出迎え、支援を提供した。
人身売買の被害者とみられるフィリピン人らは、ソーシャルメディアを通じて顧客向け販売員として採用された後、本国送還された。
カンボジア外務省によると、カンボジアは最近、詐欺センターの容疑者として台北国籍の180人を逮捕し、中国政府の要請で約190人を中国に強制送還した。
外務省は声明の中で、フィリピンの要請に対するカンボジア王国政府の協力と迅速な対応に感謝の意を表した。また、フィリピン国民に対し、ソーシャルメディア上の欺瞞的な海外就職情報には注意するよう強く求めた。「こうした情報は、場合によっては悲惨な、あるいは有害な結果をもたらす可能性がある」。
「フィリピン外務省は、フィリピン人のオンライン求職者に慎重さと洞察力を求める」とDFAは日曜日の勧告で述べた。
「トゥムロン・ポ・タヨン・ピギラン・マウウィ・サ・カパハマカン・アン・アティング・カプワ・ピリピノ。(私たちの仲間のフィリピン人が危害を加えられるのを防ぐのに協力しましょう)」と呼び掛けている。
掲載写真:ラップラー.com