2026年までに全国の土地登記完了を目指す

カンボジアの全国的な土地登録の取り組みは最終段階に近づいており、これまでに約400万の土地区画が正式に登録されている。

副首相兼国土管理・都市計画・建設大臣:サイ・サマル氏は、「未登録の区画はわずか50万区画であり、この手続きは2026年までに完了する予定である」と発表した。

8日、タケオ州ダウンケオ市ロカクラオ地区で行われた州憲兵隊の新本部建設の起工式で演説したサイ・サマル氏は、「土地登記を完了させる」という政府の公約を改めて表明した。

同氏は、このプロセスを完了することで国民の土地の安全性が強化され、土地紛争が大幅に減少すると強調した。

同大臣はまた、大規模な登録の取り組みがすでにカンボジア全土における土地紛争の急激な減少に貢献していると強調した。

同氏によれば、同省の管轄下にある土地紛争事件は1,000件未満であり、当局は解決に取り組んでいるという。

住宅開発プロジェクトに関する進行中の問題について、副首相は、紛争の大部分は解決したと指摘した。現在、介入が必要な住宅プロジェクトは約20件のみであり、省はそれらの解決に向けて努力を続けている。

全国的な土地登録の取り組みは、土地所有の安全性を高め、経済の安定を促進し、将来の土地紛争を防ぐという政府のより広範な戦略の一部である。

ここにカンボジアの近代国家の根本を成す私有財産制度が2026年以降に実質的に完了することを物語っている。

掲載写真:建設省の提供 国営カンボジア通信(AKP)

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