1月7-8日 ASEAN議長国:フン・セン首相がミャンマーへの代表団を率いて訪問

カンボジアは来年ASEAN議長国を引き継ぐに当たり、フン・セン首相は最初のアセアン・リーダーシップに取り組むことになった。先ず、8日にミャンマー軍事政権任命と会談し、ミャンマー側の招待という形で1月7ー8日にミャンマーの軍事政権と直接外交交渉を行い、ミャンマーの危機を終わらせ、特に暴力をやめさせることを協議するという。

フン・セン氏のミャンマー訪問の計画は、7日平和宮(閣僚評議会ビル)で「ASEANの協力と連帯」について話し合うために表敬訪問を行ったワナ・マウン・ルウィン外相を介してミン・アウン・ライン・ジュンタ将軍から招待されたものである。

8日、カンボジア=ミャンマー外相会談 画像:Khmer Times

首相は、「ASEANの家族であり、ASEANの家族であり、彼ら(ミャンマー)は会議に出席する権利を持たなければならない」と述べている。

また首相・補佐官:Eang Sophalleth氏は、「フン・セン首相が招待を受け入れた後、代表団を率いてミャンマー訪問をする」という。

フン・セン首相は2022年のアセアンの議長に就任するにあたり、「私の使命はASEANの統一、連帯、中心性であり、4月24日に合意された5つの合意に向けて前向きな一歩を踏み出すのはミャンマーの指導者次第である」ことを明らかにしている。

交渉はミャンマー側の対応で困難も予想される

カンボジアが主催する次のアセアン首脳会議では、ミャンマーが参加することを楽観視しているが、それでも、それはミャンマー自体に依存している」と同首相は述べている。「ミャンマーが解決策を見つけるのを助ける方法を見つけるスキルを持っているが、ミャンマーの指導者は、何らかの方法で妥協しなければならず、譲歩しない場合は難しいでしょう。」と予めミャンマー交渉のむ困難さに触れている。

ミャンマーは軍事政権の強圧による戒厳令下にあり、全土でゲリラ的抗議デモや武装した自警団と軍との衝突が頻発するという内乱状態で、軍の強圧、暴行、略奪、焼き討ちが各地で公然と行われているのが、現状である。

 

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