米国のカンボジアへの一般特恵関税制度(GSP)と最恵国待遇(輸入品の割引が可能)の適用のお陰でカンボジアにとって米国は輸出先で総輸出額でトップの国となっている。
米国国勢調査局の統計によると、今年1月のカンボジアの米国への輸出は45.9%増の8億4,760万ドルであった。二国間貿易は前年比42.4%増の8億7,550万ドルを超えた。
一方、米国からのカンボジアの輸入は17.6パーセント減少して2790万ドルであった。
多くの華僑、中国人経営者のカンボジア軽工業への直接投資による工場経営はこうした貿易での特恵関税の恩恵にあり、中国企業はそうしたシステムを利用して迂回貿易を図るために進出している。
米国への輸出された主な製品は布と靴の製品、米国市場はカンボジアにとって依然として最大の市場である。また、商工省によると、GSPの恩恵を受けた後、旅行およびバッグ製品が輸出に大きなシェアを占めている。
掲載写真:在カンボジア米国大使 画像:Khmer Times