保健省の発表(公式記録)
【4月28日発表】27日分の確定
<2月20日市中感染事件>関連の新規感染者数697人
プノンペン都:558人でカンボジア人557人、中国人1人。コンポンスプー州:3人でカンボジア人3人。タケオ州:3人でカンボジア人3人。ポーサット州:2人でカンボジア人2人。プレアシハヌークビル州:16人でカンボジア人16人。カンダール州:72人でカンボジア人72人。バンテアイミエンチェイ州:43人でカンボジア人28人、インドネシア人15人。
○入国検疫
・カンボジア人1人(18歳 男性)4月26日にタイからカンボジアへ入国した出稼ぎ労働者。
総計698人
同事件関連で累計11140人 カンボジアでの感染者累計総数11761人 死者88人
以上です。
26日に<2月20日市中感染事件>での感染者累計が1万人を突破したと思ったら、翌27日にはカンボジアでの1日当たりに新規感染者が最高数997人となった。中でもプノンペン都だけで558人という異常に高い数値となった。これは人口比で東京都の1日当たりの感染者数2000人~2500人となる。これほどの数を1日で東京都も記録していないはずである。
唯一の救いは、カンボジアの場合、日本のような感染放置策に見えるのとは違い、日々感染者の濃厚接触者に呼びかけ、追跡しPCR検査の実施を徹底しようとしている結果であることだ。当然、検査数が増えれば感染者の発見が増える。先ずは感染者を見つけ出し、隔離で封じ込めようとするベトナム型の隔離・封鎖政策を実施ている。小国の割によく努めているし、コロナ対策として王道であることは確かなことである。肝心なことはこの国の居候に過ぎない外国人居住者が身の程をわきまえて当局のコロナ対策に協力することである。今は我慢の時、先が見えない時こそじたばたせず耐え抜くことだと、思う。大切なことは外国人一人ひとりの人としての矜持である。