<2月20日事件>KhmerTimes:症例数が少ない発表だが州合計もっと多い

保健省の発表数値を日々伝えるKhmer Times 英語版(在カンボジア日本大使館の配信メールも同内容)は、8月21日の記事に「カンボジアでは、毎日の全国的な症例数が少ないことが再び発表されましたが、州の合計はもっと多いようです。」と泣き言のような見出しを付けた。そして記事の中には見出しを裏付けるように「バンテアイメアンチェイ州では、現在COVID症例が「急増」しており、本日さらに210症例が記録されています」と書いている。

だが、もう一つの英語版の地元紙:Phnom Penh Postは悔しいながらもこと保健省の発表となるとKhmer Timesの記事の後追い記事しか掲載していない。要は、カンボジア政府内にニュースソース(情報源がないか、許されないのだ)がないのだ。それでもP.P.Postは健気に英語版を掲載し続けている。P.P.Postは不利な条件のなかでの日々の記事更新で独自に集めた記事(特に経済、文化、自然)で独自性を見せているが、ネットでの収入なんてたかが知れており、他所事ながら、いつまで続けらられるのか、と心配になる。他の地元メディアとなると素人の携帯動画でメディアを名乗っているレベルである。

 8月218月20日の確定数)午後2:30現在

<2月20日市中感染事件>関連での新規感染者308(内デルタ株市中感染人?

◇ 入国検疫185人(大多数がタイからの帰国者 デルタ株?人)

総計:493

<同事件>関連での累計74,742人、カンボジアでの累計総数88,735人(輸入症例13,993人、2月20日市中感染以外の国内感染者累計65人)死者1778人(前日比+17人)

8月20日の報道(8月19日の確定数)

・シェムリアップ州:新規感染者85人を確認。

*プリアビヒア州:州政府は、デルタ株の拡散を防ぐために、同州チャオムクサンを14日間「レッドゾーン」としてブロックして指定する決定を下した。

8月21日の報道(8月20日の確定数)

・バンテアイミアンチャイ州:新規感染者210人を確認。既に州政府はすべてのタイからの帰国労働者を「デルタ株キャリア」として扱うことを決定している。

・ウドンミアンチェイ州:新規感染者50人を確認。

・コンポントム州:新規感染者59人を確認。

・バッタンバン州:新規感染者97人を確認。

遂に全国の都・州でデルタ株症例を確認

デルタ株感染の最初の症例が3月31日にカンボジアで記録されて以来、その数は8月19日木曜日の時点で836に膨れ上がっています。8月17日の時点で、48時間でさらに121件のケースを表しており、全国のDeltaVariantの集計は715件でした。そして8月21日現在、全国と都と州(プノンペン都と各州)で変異種デルタ株症例が確認されたいう。累計は1000件に達した、とKhmer Timesは報じた。

上記の記事を書きながら、まさに今、私たちは台風の目の中に入っているんではないか、という心境である。

 

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