<緊急> プノンペン都 今日から夜間外出禁止令が出る 
Police officers block a section of the road at a hotspot in Phnom Penh recently. KT/Phann Rachana

本日正午、夜間外出禁止令の報道

実施は本日から2週間(適用時間20:00~5:00)

「プノンペン首都管理局は、ビジネス活動を含む交通、プノンペンでの夜の午後8時から午前5時までの集会を2週間停止する決定を出しました。必須サービスと食品配達は引き続き許可されます。」と政府広報を一手引く受けるKhmer Times は、4月1日12時の段階で報じました。

その報道内容は上記の「  」の2行のみですが、同紙は昨晩9時過ぎに外出禁止令実施の前触れのー所謂ショック緩和ー記事を報じている。下記、その報道記事から夜間外出禁止令の内容が解ります。

昨晩、Khmer Times 「首相の権限で夜間外出禁止令」に触れる

Khmer Timesが昨晩、突如、首相に「夜間外出禁止令:PMは、リスクの高いC-19地域の制限に関する法令に署名できる」と報じた。

政府の広報を一手に引き受けているKhmer Timesがこうした記事をそれも夜になって報じるにはそれだけに意味がある。法律に署名できるとは、要は「夜間外出禁止令」を出せるということだが、同紙のWebニュースは法令の内容に触れ、首相が出せる権限を持つ以外に触れていない。勘繰れば可能性があると言っても、実施されても「感染のリスクが高い地域の一部の地域」という制限を設けており、ただちに実施(適用)される訳ではない」と捉えるのが妥当であろうし、「状況悪化次第ではあり得る」ことを示唆した記事であろう。

新法律に基づく政令内容に触れるだけで、「実施」には触れていない。

フンセン首相は31日、新型コロナウイルスの蔓延のリスクが高い地域で、夜間外出禁止令を含む民間人と企業に対するいくつかの制限を明記した「COVID-19予防措置に関する新しい法令」を発行しした。

首相が署名した新しい法令によれば、プノンペンの都知事とカンボジア全土の州/市は、「カンボジア王国の社会と経済に対するパンデミックの影響を最小限に抑えながら、自分たちの領土内でのコロナウイルスの拡散を封じ込める予防措置を発行する権限を与えられます。

プノンペンの知事と州/市は、COVID-19感染のリスクが高い地域の一部の地域で対策を講じる権限を与えられています」と政令は述べ、その実施にあっては「実施を制限はしてはならない」と付け加えている。また、そうした指示が出た場合、 2週間以上続くという。

新法律に基づく政令では、

・当局にその地域の事業を一時的に閉鎖し、持ち帰り用の食品を提供するレストラン、病院/保健センター、薬局、ロジスティクスなどの重要な事業を救う権限を与えています。一方、オンラインビジネスは運営が許可されるという。

この政令の最も顕著な部分は「第8条」にあり、夜間外出禁止令に関するものである。従来このようなことは政府によって実施されたことはない。

あらゆる種類の許可された旅行…は、緊急の健康上の理由または家族、ロジスティクス、公共の利益のための仕事、および次の場所で働くための旅行に関する緊急事態を除いて、午後20:00(8pm)から午前5:00まで禁止されています。開いたままにしておくことができます」と政令にはある。

また第8条では、「すべての公的機関、民間企業、および事業所は午後8時から午前5時まで閉鎖されると規定されていますが、緊急サービス、医療サービス、ガソリンスタンドを提供する公的および私的機関は、この期間中も営業を許可されているため、その他の重要事項があります。当局の許可を得た事業。」という外出禁止令の適用条項と例外規定がある。

政令はまた、「当局にその地域の事業を一時的に閉鎖し、持ち帰り用の食品を提供するレストラン、病院/保健センター、薬局、ロジスティクスなどの重要な事業を救う権限を与えている。」「オンラインビジネスは運営が許可されます。」とも付け加えており、必要最小限の事業には当局の許可を得てできるようだ。

違反者には罰則規定が有る

法令に違反した者は、「COVID-19およびその他の致命的および重篤な感染症の蔓延を防ぐための措置」に関する法律の第11条に記載されている「罰金に直面するものとし、最高5,000ドルの罰金が科せられます。刑務所で5年以内の懲役。」とある。

昨晩の記事は禁止令実施の意図的な前触れ報道

これは、先に一つの党の議員による満場一致で成立した「新型コロナ対策に関する法律」についてであり、それに基づいて政令によって首相に権限がある、との記事だが、なぜ昨日の夜になってこのような記事が出る意図が解らない報道であったが、本日(4月1日正午報道)の夜間外出禁止令・発令のためのショック緩和のための前振れ報道であった。

記事では「ただちに実施とはどこにも書いていない」首相も都知事も「ロックダウンはしない」と何度か明言していたが、この来てロックダウンの一歩手前、先ずは夜間外出禁止令となったようだ。

*参照 3月31日のKhmer Times 記事

Curfew order: PM signs sub-decree on restrictions in high-risk C-19 areas

掲載写真:イメージ

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