首都の高級一等地のマサージ店での銃撃戦
これは地元で話題となった事件である。1月31日プノンペン都のチャトムック(合流点)南の右岸の中州を埋めてて造ったプッチ島(ダイヤモンド島)の「Li」と中国名を付けられたマッサージ店で1月31日午後11時頃起きた事件である。またぞろ舞い戻ってきた中国人たちの事件に眉を顰める地元の人が多い。
麻薬、銃、詐欺がらみの事件が多く、札びらで頬を叩くような傍若無人な振る舞いも街中で眼にする機会も多い。既にシハヌークビルは中華の街、そしてコロナ禍と米国に追及されている香港マフィアのボスが話題となったようにプノンペンかえあも中国人の数がめっきり減ったがこうした事件を見るに再び舞い戻ってきた連中である。それも札付きの連中だから中国大使館も困っているのが現状であろう。
警察特殊部隊によって中国人逮捕
さて、事件であるが以前のもめごとで対立していた2つ中国人のグールプの和解の場が首都の一等地(これ見よがしな新都庁もある)のマサージ店に設けられたが物別れの末に銃撃戦となった。外国であるカンボジアでの所業とは思えないがこれが中国マフィア、日本だって80-90年代はそうだった。そのためカンボジア警察の特殊部隊の出動となった次第である。動画を見るに何人かの後ろ手に手錠の者や手錠なしの中国人(所謂事情聴取の参考人か)が警察車両に乗せられた。おそらく銃撃戦を演じた中国人たちは、中国大使館の意向もあって国外追放であろう。
ちょっと気の毒になる突入警察部隊
動画の初めに警察特殊部隊がマッサージ店に隊列で入る場面、「これは訓練か」と思う人もいるだろうが、実戦覚悟の突入であるがちょっと失笑を禁じ得ないのは、気の毒なほど不慣れな警察官たち、指揮官も含めて教えられた通りを真剣にしているのだろうが、山千海千の中国マフィアの下っ端に立ち向かうのだから気の毒になってくる。
*動画:khmernote 2月1日付より