首相は、US-ASEAN会議へのバイデンの招待を受諾? 既定の事実でしょうに!

政府広報のKhmer Timesは見出しのような記事を掲げた。所謂、政府への忖度記事であるが、奇妙なことに昨年末にフンセン首相が2月に米国を訪れることを報じた。いまさら受託はないでしょうに!とカンボジアの国内ニュースを知ろうとする者なら自明のことである。
Khmer Timesは7日付の報道で

米国のジョー・バイデン大統領は、「フン・セン首相に、今年後半の特別首脳会談のためにワシントンDCで彼に加わる招待を確認するために手紙を書いた。米国はアセアンの中心としてコミットしており、インド太平洋の中心にあるアセアン中心の地域建築への支援に着実に取り組んでいると付け加えた。」

フン・セン氏は、2月にバイデンとの会合に出席するために米国に飛ぶと述べた。

フン・セン氏は昨年、カンダル州の新空港の建設現場で、次のように述べています。「私は2月に共同議長として米国に行きます。私はすでにフライトの準備をしていて、ワシントンに到着する。」

カンボジア政府・Phay Siphan氏は6日、「首相の搭乗機が2022年のASEAN-USサミットの共同議長として参加するために米国に飛ぶ」と述べた。

カンボジア王立アカデミーのソクタッチ会長は、バイデンの招待は、米国がカンボジアを敵にしたくないことを示していると述べた。

「国内のミャンマー紛争を解決するのは本当に難しい」とタッチは言った。

「米国は他のアセアン諸国との関係と外交を失いたくない」と彼は付け加えた。

Khmer Timesは、昨年の既定事実をことさら米国の招待だから受託したいった内容で報道しているが、要は米国(US)ーASEAN会議にあたって今年に共同議長の座がカンボジアに回って来たため、さらに他のASEAN諸国にも外交辞令として手紙を送ったに過ぎない。それを受けないわけにはいかなかった外交上の儀礼に過ぎない。逆にこの機会にフンセン首相の突出した外交でASEAN組織をバックにミャンマーとの関係の密を米国にアップ―ルしたかった思惑は反って定例のASEAN外相会議の延期という孤立を招いた。そのことを手を変え品替えての報道に一生懸命なのが、Khmer Timesである。

さらに「カンボジア王立アカデミーのソクタッチ会長」の発言を援用しているが、昔なら学者を名乗りながら曲学阿世の輩名称だけが立派なその実、「ヒラメ」に過ぎない発言を引用している

掲載写真:イメージ 画像:Khmer Times

 

 

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