首相の顧問 モンドリキリ州の地区長らが先住民の土地を強奪・売却を告発

フンセン首相の顧問ペン・イアン氏は、モンドルキリ州・オレイン地区知事セイク・モニーが先住民の州の土地と聖地の土地を手に入れ、さらに売却したことを非難し、サー・ケン内務大臣に告発の手紙を送った。

24日に内務大臣に送られた手紙によると、先住民から事情を聴取したペン・イアン氏は、地区長:セイク・モニー及び部下の地区の役人を非難したという。彼らは権力的な立場を利用し先住民を威嚇し、国有地と先住民の土地を体系的に文書化し、土地を販売するために共謀したという。イアン氏チームの調査によると、一部の先住民が家を建て、山のふもとや小川沿いに長い間住んでいたこ土地を地区長らはこれらの土地が国家のものでであり、精神的な土地ではないという口実で没収し、その後フェンスを建てて裕福で強力な人々に売却したという。公務員の地位利用による公文書偽造詐欺による土地強奪と売却事件である

地区長は、元の所有者が土地が彼らのものであることを証明する文書を持っていたが、林業局を含む地区当局者は、書類は違法であり、先住民を刑務所に入れるために裁判所に送った。とイアン氏は避難している。つまり地区の役所ぐるみの強奪・販売である。

「暫定当局は、どの土地が州に属し、どの土地が合法的に占領できるかを知っています。しかし、一部の腐敗した役人は、無力でつながりのないこれらの人々を犠牲にしました」「最近、一部の先住民は私を通じて内務省と国家当局に報告しました。SeikMonyは部下として役人を使って指紋を偽造し、一部の人々の土地を大物SreyChanthouに売却して所有権証書を作成しました。その後、元の所有者に土地を低価格で販売し、開発やプランテーションのために転売するよう脅迫しました」とイアン氏は強く批判している。

この種の公務員の役所ぐるみでの公文書偽造による住民からの土地強奪や売却は全国で行われていることであり、今回は首相顧問が動いたことでニュースになったようである。

またイアン氏はまた、「件の地区長は土地紛争があった時はいつでも出席を拒否しており、先住民の被害者のために正義を求めている」、さらに「地区長が内務省の高官の支援を受けている」とも手紙に記述している。イアン氏は、「農業省は現在、オレイン地区の土地に関連するキャンペーンを実施しており、先住民の正当な利益を保護するための政府の法律と原則に従ってその取り組みを透明にするよう求めた」と述べた。

首相顧問が動き、内務省に告発したとなると、コロナ禍で中断した内務省改革(公務員の地位利用による腐敗追放)からもこの問題は内務省高官追及にもつながるであろう。

掲載写真:内務省高官ともつながっているという地区長:セイク・モニー、首相顧問が明るみにした内務大臣への手紙で今や戦々恐々と眠れぬ夜を送っているだろう。画像:Khmer Times

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