人権NGO  ウドンミエンチャイ州土地紛争で 村人20人が投獄と報告

人権 NGO は、ウドンミエンチャイ Oddar Meanchey 州Trapaing Prasat 自治区のSok Samnang Rubber Plantation Company との土地利権紛争で、20 人の村人が投獄され、彼らの家に放火されたと報告している。

カンボジア人権促進擁護連盟(LICADHO)は14日(水)のプレスリリースで、村人の逮捕は9月に始まり、12月10日には8人が拘束されたと述べている。同人権NGOの報告によると、

「軍警察は合計 20 人の村人を逮捕し、全員が Oddar Meanchey 法廷での裁判を待っている。

8 人の村人が逮捕された 12 月 10 日、憲兵もむわわった警察は、土地紛争をめぐって村人の家に放火した」とその報告で人権侵害の声明で出している。

同人権NGO によると、この土地紛争には、ゴム農園会社に与えられた経済的な土地の権利に家を所有する約 370 家族が関与していた、と述べている。

「2012 年 6 月、政府は、 ウドンミエンチャイ州Kulen Prom Tep 野生動物保護区から 1,865 ヘクタールの範囲をSok Samnang 会社に農産業作物とゴムへの投資のための経済的譲歩を与える政令を発したという。

同人権NGOの声明に対し同州の行政事務局長・Hel Chheng Hong 氏は、15日に連絡を受けた際、「20 人の村人は<公共財産に対する加重攻撃と加重意図的暴力>で起訴されるだろう」と述べたという。同州副知事の Dy Rado 氏は、軍警察は裁判所の命令に従って行動したと述べている。但し、同副知事は、軍警察が村人に対して暴力を行使したことを知らず、その申し立てについては調査すると述べている。また、

「村の人々とソクサムナン会社の間の土地紛争は2021年から続いています。私たちの地方当局は介入し、人々のために解決しようとしましたが、まだ何も達成できていません」とも述べている。

人権NGOの主張が事実なら、州当局は一民間企業と結託し、国有財産の一部を民間企業に売り渡し、その地を共有の入会権を持つ村人を公権力の暴力で私有財産の破壊や人権侵害を繰り返していることになる。

アウトリーチ LICADHO ディレクター:Naly Pilorge 女史は、村人に対する武力行使に正義はないと述べた。

「当局は、この無意味な暴力を直ちに止めなければなりません。」、「これらの土地紛争は、逮捕と破壊のテロ作戦を通じてではなく、平和的に解決されなければなりません」と強く述べている。

掲載写真:Khmer Times

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