首相 ホームレスで病気のドイツ市民を助けないドイツ大使館を批判

カンボジアでホームレスのドイツ国民は、フン・セン首相がドイツ大使館を助けないと批判した後、首相を介して助けを受けたという。

肉体的な病気で路上暮らしていたマーティン・アルバート・ショマッハーは、以前からカンボジアの大使館が彼の世話をしておらず、ドイツへの本国送還を手伝っていなかったと首相は批判した。この55歳のドイツ人女性がFacebookに投稿された後に発見され、カンボジアの首相であるフンセン首相が知ったという。

彼は身体の病気と足の潰瘍の治療のためにカンボジアの役人によってカルメット病院に連れて行かれ、カルメット病院からの情報によると、これまでのところ(2022年3月19日の朝)、ショマッハ氏はドイツ大使館の職員の訪問を受けていないという。

首相は2022年3月17日木曜日の朝、カンボジアのドイツ大使館にドイツ大使館に病院を訪問するように要請したという。

おそらくドイツ大使館は首相が取り上げるまで、知らなかったのだろう。カルメット病院が大使館に連絡していなかった可能性も高い。ドイツ大使館が悪いと決めつけ、首相の助けを際立たせるようなKhmer Timesの報道だが、通知がなければ大使館は知る由もない。「寝耳に水であった」かのようだが、同報道では不明である。

寡聞だが、カンボジアにはビザ切れ数年間というくいつめ日本人の噂を何人かを知る。こういう人は確信犯で自ら届ける気はないし、日本大使館にもし出る気もない。日本大使館だって何もしてくれないのが常識であり、知る由もない。もちろん、外国への支援よりも自国民の保護が在外国大使館の領事の仕事である。日本国憲法24条には個人の責任に帰せない社会権が規定されている。

掲載写真:カルメット病院で治療中のホームレスのドイツ人 画像:Khmer Times

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