韓国の国会議員がプノンペンの詐欺犯罪拠点を視察

カンボジアの詐欺拠点で強制労働の末、中国人らに拷問で殺害された韓国人学生の事件は韓国社会に衝撃を与え、韓国ではカンボジアへの渡航を禁止する措置に出た。

こうした韓国民の世論を受けて、韓国の国会議員団がカンボジアを訪問している。

韓国の国会議員団はカンボジア当局に同行され、最近カンボジア当局が家宅捜索を行った首都プノンペンの「ホワイトホースビル」を視察した。

10月22日午後、キム・ソクキ氏、与野党代表らが率いる大韓民国超党派の代表団は、カンボジアの法執行機関に同行し、プノンペン都ポー・セン・チェイ地区サムロン・クロム区、プレイ・ポペル村舗装道路沿いのセサットビル(ホワイトホースビルでのオンライン詐欺犯罪拠点を視察した。

同場所で最近行われた取り締まりで、カンボジアの法執行機関は、韓国人57人(女性2人)と中国人29人(女性3人)が逮捕された。パソコン126台や携帯電話30台などの物資も押収された。

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合同検査中、プノンペン警察署の専門家は韓国代表団にオンライン詐欺に関する証拠を提示した。

韓国代表団は情報を受け取り、それを個人的に調査した後、これらの韓国人は誰かに拘束されたり強要されたりしたのではなく、むしろ彼ら自身で犯罪を犯したことを明確に理解しました。(カンボジア内務省の見解)

とはいえ、何らかの抵抗した韓国人学生が拷問で殺害されたことは事実であり、韓国国民は感情的な反発は議員団の報告次第という懸念がある。

同時に、韓国国会議員らはカンボジア側に対し、犯罪者を取り締まる作戦を継続し、オンライン詐欺の首謀者の被害を受けた韓国人の救出に協力するよう要請した。

韓国代表キム・ソクキ氏は、帰国後、上記の調査結果を持ち帰り、カンボジアでオンライン詐欺問題に関して誤解がないよう広く発信していくと述べた。

掲載写真:内務省

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