郵政省 郵便配達の厳格な監視を呼び掛ける

郵政省の高官は、「麻薬密売人が密輸品の配達に郵便やその他の宅配サービスを利用していることが判明した」ことを受け、郵便配達の厳格な監視を求めた。郵政省のフオット・チャンヤレス国務次官は昨日、荷物の中に不審な物質が隠されていないかどうかを確認するために、すべての荷物を適切に検査する必要があると述べた。

同氏は「国家安全保障と経済の安定を脅かすリスクを最小限に抑えるため、品目の監視と評価を強化する必要がある」と述べた。

国家麻薬対策局(NACD):メアス・ヴィリス事務総長は8月4日、これは郵便局を通じた麻薬密売の防止は、NACDが以前に発表した国家麻薬防止キャンペーンの一環であると述べた。

同氏は国および地方の麻薬対策当局に対し、製薬会社や密売業者の取り締まりを強化するよう求めた。

カンボジア青少年ネットワーク協会の調査・権利擁護プログラム責任者のヘン・キムホン氏は4日、「当局は郵便サービスや麻薬密売人がカンボジアに麻薬を密輸するために使用するその他のあらゆる手段による麻薬密売を阻止するために厳格な行動をとらなければならない」、「すべての商品を手作業でチェックするのは難しいため、当局は機械スキャナーやその他のテクノロジーを使用して、配送前に商品をチェックすることを検討すべきである。」と述べている。

先週の1日(金)に麻薬対策局が発表した報告書によると、今年最初の8か月間で当局は外国人254人を含む麻薬関連犯罪の容疑者1万2356人を逮捕した。報告書によると、容疑者の約49%は麻薬使用者で、残りは麻薬密売人、密輸業者、製造業者だったという。

郵便局では、一般に受け取り時に郵便局常駐の警察官が小包開けて内容物をチェックしていることは経験上確かなことであるが、「端からチェックしない、チェックしても敢えて見逃す」なんていのは、犯罪者と予め通じている職員としか思えない。

なお、封書一枚配達するに、郵便局員は留守番の人に「1ドルのチップは少ない、今は1万リエルだ」と要求しているという。小包には、訳の解からない配達せずに「保管料」という別納料金がある。

掲載写真:郵便局

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