政府は、全国および地方選挙の秩序を確保し、脅迫や暴力を行わないよう監視・保護のために常設の治安部隊を設置した。
同警備体制のための治安部隊新設については、11日(月)に内務省でプラク・チャン国家選挙委員会委員長および他の関連機関の代表者らと会談した際に、サール・ソカ内務大臣が発表した。
なお治安部隊の創設は、カンボジアで来年上院選挙と市、州、地区の選挙という2つの選挙が行われることを受けて設けられたものである。同治安部隊は、国および地方選挙の安全、ならびに有権者リストおよび有権者登録プロセスの保護を監督する役割とする。
治安部隊の新設は政令は9月20日にフン・マネ首相によって署名され、このたび公表された。治安部隊はソカ氏が主導し、ティー・セイハ国防相、アウン・ポーンモニロート経済財政相、ソク・チェンダ・ソフェア外務・国際協力相、キュート・リス法務相の4人が副議長を務める。他に 26 名のメンバーが国家および準国家機関単位の責任者となる。同治安部隊の司令部は、有権者リストの確認、登録、投票のプロセスが恐怖、脅迫、暴力なしに安全かつ秩序ある方法で実施されることを保証するために、関連する有能な部隊を監督、組織、管理、活用する役割を担っている。
フン・マネ首相は、司令部はNECと協力して、すべての選挙運動、名簿チェック、登録、投票を保護するための組織間の計画を策定する必要があると述べている。
掲載写真:Khmer Times