運輸省 プノンペンのモノレールプロジェクトを提示 6.26付け

公共事業運輸大臣Sun Chanthol氏は、24日にプノンペンで地下鉄またはモノレールを開発するために実施された実現可能性調査を提示した。Sun Chanthol大臣は関係当局との会談で、「政府のプロジェクトは市内で発生する交通渋滞や事故を効果的に減らすことができる公共交通システムを開発することを目的としている」と述べた。

同省によると、会議では、プノンペンのほぼすべての場所、特に人口密度の高い地域を結ぶことができる鉄道ネットワークプロジェクトを説明する専門家グループによって提出されたプレゼンテーションが詳細に議論されましたといいう。

実現可能性の調査には、地下鉄またはモノレール建設の単価、建設時間、運営費、維持費などの比較も含まれていまいる。同大臣は、カンボジアの公共交通開発プロジェクトをより包括的にして、このセクターを成長させ、交通渋滞を解決するために貢献し、発展させる方法を含む、より詳細な調査を実施するよう関連会社に要請したという。

だが、これまた夢は大きいが民間会社に端から丸投げの方式のようである。既存の鉄道すら外資系企業に丸投げでその旅客列車の運営たるや杜撰なもので、率直に言えば、多くの国民にそっぽを向けられている。また、市内中心部を結ぶ空港鉄道もコロナ以前には走っていたが、物珍しさのお客以外、ほとんどの入国者から相手にされていない代物や運営レベルであったのが現実である。モノレールも地下鉄も資金の目途があれば、建設可能であろうが、プノンペン市内の公共バス運営と同様に民間企業に丸投げでお客の利用の少なさに公的資金の赤字は垂れ流し状態である。ものの造成よりも人的資源の開発が伴わなければ、見た目だけで終わる可能性が大きい。

事実、その典型が、民間や外国企業への丸投げ運営の国内鉄道やプノンペンの公共バス運行である。

掲載写真:計画案段階のモノレール 画像:運輸省

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