プノンペン市裁判所は今朝、女性に1年の刑を言い渡したが、野生の象牙を許可なく所有および販売したためである。同裁判所は刑期1年は、温情で1か月6日の懲役に短縮され、残りの刑は停止されたという。
被告人は、プノンペン都Russei Keo地区に住む象牙販売業者:Thy Somaly(22歳)と特定されている。被告人のThy Somalyは、林業法第98条に基づき、「許可なく象牙を所持および販売した」罪で起訴されたと述べた。関係当局によるとKilometr Pram Muoyコミューンの彼女の店を捜索した後、彼女が2021年8月25日に逮捕されたという。捜索時に警察は合計109個の象牙を4.2キログラムの重さで押収した。
温情が必要かどうか、意見が分かれるところである。漢方のセンザンコウの密猟同様に、象の牙も需要があるから密猟がある。日本でも禁止されているが、象牙販売業者はいる。これは生きるためという切羽つまった犯罪ではなく、大金になるお仕事である。こうした行為こそ厳罰で臨むべきと思うのだが…。
掲載写真:象牙販売業者の家宅捜索で押収された象牙 画像:Khmer Times