台湾の台北警察は、台北郊外の桃園市地区の犯罪マフィアに誘拐され、強制的に拘留されていた 32 人を救出し、同捜査で8人の犯罪容疑者を逮捕した。
同警察の発表によると、11月初めのマフィア拠点の家宅捜索で8人の疑いのあるメンバーが逮捕され、同捜索で電話の記録から、容疑者たちは新北市淡水区で家宅捜索されたのと同じ台湾マフィア(犯罪組織)に属していたこと解明された。いずれもカンボジアを舞台したオンライン詐欺事件に関わりのある犯罪容疑である。
警察発表、台湾メディアは「カンボジア式の誘拐と詐欺行為」と報道
拷問の日常化、3 体の遺体、手錠やその他の拷問器具の使用など、警察や地元メディアはこれを「カンボジア式の誘拐と詐欺行為」と表現するようになっている。
まさに台湾マフィアの残忍な手口-3人の遺体を回収ー
新北市警察の刑事捜査隊は27日(日)の記者会見で「台北郊外の桃園市中壢区での家宅捜索中、警察は手錠、プラスチック製のリスト バインダー、電気ショック武器、金属棒、および被害者を拷問するために使用されたと思われるその他の器具を押収しました。たばこで火傷を負った犠牲者も回収した」語った。また警察は、桃園市亀山区の山岳地帯と南投県で、男性 2 人と女性 1 人の 3 人の犠牲者の遺体も回収したと述べた。
警察の調査した証言によると、被害者の 1 人は殴打されて重傷を負い、死に至った。別の被害者は拷問に耐えられず逃げようとして窓から飛び降りて死亡したとされている。3人目は、ギャングのメンバーが麻薬を与えて無力化し、逃げるのを防いだ後、過剰摂取で死亡したとされているおぞましい事件として「カンボジア式の誘拐と詐欺行為」の名が人々に記憶されたという。
警察は、犯罪集団が既知の組織犯罪シンジケート(台湾マフィア)と何らかの関係があるかどうかを調査していると述べた。
被害者は、高給の仕事に応募し、淡水と桃園の建物に招待されたが、監禁誘拐され、身分証明書と銀行の通帳を含む私物を取られたという。その後、詐欺行為の一環として電話をかけるように命じられた、被害者たちは述べている。
掲載写真:台湾タイムズよりKhmer Timesが転載