シェムリアップ州裁判所は昨日、国防省次官でプレアビヒア州の元知事であるサル・タヴィ中将(58歳)を、元実業家レン・チャンナ氏のブリリアント・シティ・ワールドの事件に関与した容疑で尋問した。
シェムリアップ地方裁判所の報道官:イム・スレアン氏は12月11日、2018年から2023年の間にシェムリアップ市で行われたチャンナ氏の尋問のため、捜査判事:ル・シヴティアン氏から召喚され、タヴィ中将が11日シェムリアップ地方裁判所に出廷したと述べた。
報道官:スレアン氏は、タヴィ中将はチャンナ氏のブリリアント・シティ・ワールド事件の「証人」として尋問されたと述べ、同氏は「容疑者」ではないことを明らかにしている。
「彼は召喚された通り、今朝シェムリアップ地方裁判所に出廷した。捜査判事は裁判手続きに従って彼に尋問した」、「尋問終了後、捜査判事は彼に帰宅を許可した」と説明されている。
同報道官は、タヴィ中将が、2022年にシェムリアップ市で組織犯罪組織が犯した「悪質な詐欺」事件、2018年にシェムリアップ州で起きたマネーロンダリング事件、そして2023年12月13日にシェムリアップ州で起きた不渡り小切手発行事件に関連して捜査判事から尋問を受けたと述べた。
同氏は、次のステップとして、12月18日に同事件に関連して教育・青年・スポーツ省のショーン・ボラス大臣に尋問する予定だと述べた。同氏によると、現在ブリリアント・シティ・ワールドのポンジー・スキームの捜査は、被害者らが政府任命の弁護士団と協力して進行中だという。
同報道官は、これまでにシェムリアップ地方裁判所が被告らの銀行口座183件と資産を凍結・押収したと述べた。タヴィ将軍、ボラス両氏からコメントは得られなかった。特別任務担当上級大臣で王立政府弁護士団長のカイ・テック氏も11日の段階ではコメントできなかった。
シェムリアップ州のブリリアント・シティ・ワールド事件に関する疑獄事件が具体的に解明されるかが注目されている。問題は現段階では軍の高官、教育省大臣まで捜査が及ぶかどうかである
掲載写真:シェムリアップ裁判所の提供