衝突事故で通勤トラックの労働者70人(?)が負傷

8月5日朝、工場労働者約70人を乗せたトラックがスピード違反の車に衝突され横転し乗っていた多くの人々がトラックから投げ出され、負傷した。この事故は、8月5日午前5時57分、コンポンスプー州サムロントン地区ペナイコミューンのトレア村で発生した。

サムロントン地区交通警察は、衝突した車は運転コントロールを失い、高速でトラックに衝突し、トラックが野原に横転したと発表した。

警察は乗客の一部が重傷を負ったとも付け加えている。この事故を報道する国内メディアは見出しに「70人負傷」を掲げながら、その記事本文で負傷者が出ていることを報じているが、具体的な負傷者の数には一切触れていない。従って負傷者数は不明である

また、事故写真を見るにトラックと言っても中型以下のトラックでここに70人が立錐状態でも載せられるとは信じ難い。もしその数値に近い人が通勤トラックに載せられているとすれば、交通事故以前の明確な労働災害である。立錐の通勤トラックは国道4号線沿いでよく見られる光景だが、その劣悪な通勤手段、こうした工場労働者が通う経済特区の工場の労働環境がいかなるものか、これは労働災害である。監督当局の介入が望まれる。

地区交通警察官は、事件後、専門警察官が救急車を呼んで負傷者をコンポンスプー州立病院に搬送したと続けた。

なお、事故を起こした車とトラックはペネ行政検問所に保管されており、後日撤去されるのを待っている。

掲載写真:Khmer Tiimes

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